イベントやカンファレンスにおけるノベルティは、単なる景品ではなく、ブランドの世界観を共有し、新しいターゲットとの会話を生み出す「演出」としての役割を担います。
今回ご紹介するのは、日本の電力、燃料、環境価値といったエネルギーのマーケットプレイスを開発・運営するenechain様(以下、enechain)が、技術カンファレンスにおいて、会社の認知獲得と優秀なエンジニアとのエンゲージメント強化(技術ブランディング)のために「28 BLACK オリジナルラベルエナジィ」を活用した事例です。
enechain様のテクノロジーチームは、エンジニアコミュニティへの貢献と、強いテクノロジー組織の構築を目指し、ノベルティの「親和性」と「珍しさ」を戦略的に活用しました。
導入事例
| 会社名 | enechain |
|---|---|
| 事業概要 | エネルギーのマーケットプレイス開発・運営 |
| 使用シーン | 技術カンファレンス出展ブースでの配布・プロモーション |
| ラベル製作方法 | 完全データ入稿 |
エネルギーのマーケットプレイスを開発・運営するenechain
--enechain様の事業概要について教えていただけますか?
当社が事業として行っているのは、エネルギーのマーケットプレイスを開発・運営することです。ここで取り扱うエネルギーとは、日本の電力、電力発電のための燃料、そして脱炭素の流れで重要視される環境価値の3種類です。このマーケットプレイスは、売りたい人と買いたい人を繋ぐ場所です。
インタビューに参加している2名はテクノロジーチームのメンバーで、マーケットプレイスを運営するための各種Webシステム開発・運営を担っています。
株式会社enechain様
Building Energy Markets,Coloring Our Society
enechainは、国内最大のエネルギーのマーケットプレイスを運営するスタートアップです。電力から燃料、環境価値まで──私たちの目標は、誰もに開かれた、あらゆるエネルギーの価値を交換できるフェアなマーケットを通じて「Social Good」を実現することです。
続きを読む→「親和性」と「企業イメージ」を兼ね備えた28 BLACK OLEを選定
--技術カンファレンスへ出展された背景や、ノベルティが必要になったきっかけは何ですか?
当社では、コミュニティへの貢献を通じ、会社としての認知をまず獲得したい、そして優秀な仲間を増やしていきたいという目的から、技術カンファレンスのスポンサーやブース出展といった活動を去年頃から取り組み始めました。
テクノロジー本部としては、テクノロジーでプロダクトドリブンに事業をスケールさせることを目指しており、その文脈で、強いテクノロジー組織を作っていくための技術ブランディング活動をテックチーム内で推進しています。この活動は、マーケティングチームではなく、テックチーム(DevRelチームが兼務)が主体となって推進しています。
普段からブース出展の際には、ノベルティを配る文化が習慣としてあるため、社内で検討を始めました。
--ノベルティとして28 BLACK オリジナルラベルエナジィ(OLE)を選定された決め手は何でしたか?
社内のブレストにて幅広くノベルティ案を検討する中で、エナジードリンクが案の一つとして浮上しました。
メンバーが、ノベルティの事例を探す中で28 BLACK OLEを見つけてくれました。
今回28 BLACK OLEを選んだ理由は、次の2点です。
1. エンジニア層との高い親和性: エンジニア界隈はカフェイン好きな人が多く、エナジードリンクへの引きが非常に良いという文化があります。
2. 企業イメージとのシナジー: 当社の電力事業のようなエネルギー領域の事業と、「エナジー (Energy)」という単語が繋がるため、企業イメージにもかけられる点も魅力でした。
ノベルティがもたらしたブランド認知とSNS拡散効果
--実際のカンファレンスでの参加者の反応や、配布した効果はいかがでしたか?
かなり反響は良かったです。
エナジードリンク自体をノベルティとして配る企業が少なく(他社で他のエナジードリンクをそのまま渡す事例は見たことがありますが)、28 BLACKのオリジナルラベルは面白いノベルティとして注目されました。
エナジードリンク欲しさにブースに来ていただく方もいるぐらい引きが良く、ブランド認知や商品紹介のツールとして大いに役立ちました。ノベルティが、ブースに目を引いてもらうきっかけや、来場者の記憶に企業イメージを残すための取り組みとして効果的でした。
--28 BLACK OLEの配布方法で何か工夫された点はありますか?
28 BLACK OLEの単価も考慮し、単なる景品としてばらまくのではなく、より深くenechainに興味を持ってもらうための工夫をしました。
来場者に対しては、アンケートに答えてもらい、さらにブースの展示内容をXなどでポスト(投稿)までしてもらった人に配布するという条件を設定しました。
これにより、詳しく話を聞いてくれた人、あるいは当社のブース展示内容をオンラインで拡散してくれる人に絞って配布することができ、効果を最大化しました。ノベルティを介して、Xでポスト(投稿)してもらうことで、オンラインでの拡散に繋がることが期待されます。